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ビクター落語 六代目 三遊亭圓生第二巻の“火事息子”は 圓生師匠得意の人情噺。火消しを道楽にしてあっちこっち ほっつき歩く火事好き息子と両親と。ネタバレ注意ですが、 最後、黒紋付で立派ななりにさせたい理由がオチにつながり ますが、相当荒っぽいオチです！

ビクター落語 六代目 三遊亭圓生第三巻の“一人酒盛”ですが、 実は枝雀師匠のバージョンもよかったですが、こちらの 圓生師匠のバージョンは、勝手に一人で酔っ払っていって、 かつ目の前にいて酒飲めなくてじりじりしている人が見えて くるようなバーチャル的な口演です！

ビクター落語 六代目 三遊亭圓生第十巻の“稲川”とは 大阪から東京に出てきた力は強いが人気がない力士の ことです。中盤は大正時代無敵だった“太刀山”という名横綱 の話が10分ほど続きますが、ラストのあらすじはネタバレに なるので書けませんが、“稲川”もいい人にひいき筋になって もらってよかったです。

ビクター落語 六代目 三遊亭圓生第六巻の“紀州”は 終盤3分の一だけ聞いてもワクワクします。ネタバラシに ならないように申し上げると、鍛冶屋の鎚打つ音と焼き刃を 水につけ焼入れするときの音が紀州徳川家の・・

ビクター落語 六代目 三遊亭圓生第七巻の“庖丁”は関西では “包丁間男”として演じられています。文珍師匠は“人間性の 弱い男たちと女”という描き方ですが、圓生師匠は“悪辣な男 たちと女”というハードボイルドな感じがします。

ビクター落語 六代目 三遊亭圓生第十三巻の“子は鎹”ですが なんでいい大人の圓生師匠が演じているのに、健気な子供 が目の前にいるようなかんじがするんでしょうか？すばらしい 口演だとおもいます！

ビクター落語 六代目 三遊亭圓生第十二巻の“大山詣り”は 「多少怒ったとはいえ、関係者全員坊主にするか？」 とリアルじゃない感じもしますが、圓生師匠がそれを落語 として聞かせてくれるわけです。