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ストーリーはSF的な壮大な話ですが、登場人物が生活してるのは現実的な世界であることが、今までにない感覚で面白い作品だとおもいました。

この作家の本はほとんど読んできましたが、子供向きのハッピーエンドを期待する人には向かない、大人向きのストーリーだと思いました。個人的には面白いと思いました。

付属のDVDを観ました。 長年、千里眼のファンを続けて来て、 ひいき目で観ましたが．．．あれは酷い。 話の内容は、まあまあ許せる範囲ですが、 ＣＧが下手過ぎ、映像の合成が下手過ぎ．．． 酷過ぎて、最後まで見れなかった。 小説はまだ読んでませんが、 そっちは大丈夫でしょう。

海堂ワールド全開ですね。現場、会議室、研究者、そして今回は医療事故犠牲者家族という重いピースも含まれています。テーマは重いですが、それを感じさせない文章構成と問題の医、官、民の温度差をあぶりだしながら現代の医療現場の問題を鋭く描く作品だと思います。

今回はリバーハイツを離れて、アリゾナの牧場が舞台で、牧場での色々な妨害事件に、いにしえのアウトローと保安官の娘との悲恋にまつわる宝探しに加え、銀行強盗に囚われたらしい友人の父親探しと盛りだくさん。ナンシーと親友たちにハンサムなカウボーイたちも登場し、謎解きの合間にダンスを楽しむシーンも。彼女たちが新たな発見をして軽快に走り回る、元気な足音が聞こえるような楽しい作品でした。 ナンシーは探偵といっても、著名な探偵たちのように情報を劇的に披露するのでなく、一緒に謎解きをする友人たちと情報を共有し、警察とも協力するのが身の丈に合っていて、とてもいいなって思います。遠出するには食糧を持ち、暗闇では懐中電灯を用意しと、無防備に闇の森に入っていく（軽率というよりあり得ない設定の）ホラー映画と違い、常識的な行動のなかで難問を解決するところが魅力ですね。

英国恐怖文学なんて言われると、展開も文章も古臭いと思いきや、ジュール・ド・グランダン、カーナッキ、サイモン・アークと読んできて、これが一番面白く、現代のオカルトハンターものに近い。 事件は悪霊、前世、黒魔術、人狼など様々で、ジョン・サイレンスが現場に行くこともあれば、ただ依頼人の話を聞くだけだったり、秘書のハバードが語り手になるなど、こちらも多彩で、短編小説としても飽きさせない。 ジョン・サイレンスの本業が医者と言うこともあるのか、穏やかで、人格的にエキセントリックさがないのもいいのかな。

むーん。ビジョルドさんのお話として、期待して購入したのですが、・・・。 いつ、話が新しい局面に展開するのかと、期待していたのにそのまま萎んでしまったような印象です。 そろそろ、提督の話が読みたいです。

『SFが読みたい 2001年版』1990年代SFベスト30 [海外篇] ／ 星雲賞海外長編部門受賞。

シリーズ最新号を発見し、送料も無料だし、と思ってこちらで買いました。前回までの医療ミステリーではなくて、ある程度現実に即したドキュメンタリー？見たいな感じでした。強烈な個性のお医者さんが次々出てきて、スピード感もあり、最後まで一気に読みました。現実の厚生労働行政がもたもたしているのを見ると、かなり極端だけど一人ぐらい実在すると面白いと思います。