ベルサイユのばら 愛と波乱の結婚準備ダンドリBOOK ベルサイユのばら 結婚準備ダンドリBOOK

在家の家庭からお寺を起こしたご夫婦の話。 日常が垣間見られて楽しい。

新聞に本の紹介が載っていて、その中の１冊でした。母が購入したいといったので、ネットで取り寄せました。

人が持っていたのを見て欲しかったので 検索して初めて購入しました。欲しい本が決まっているなら 送料もかからないし 便利だと思います。

ま、創価学会と公明党との癒着はだいたい想像通りだったけど、それを確認できたのは良かった。 でも、墓場まで持っていくとかって言って、今までの悪行を曝け出してはいないところが残念。 反省してなくて、単に公明党への復讐をしたいのだろうか。 でも読んでおいて良かったと思える本だ。 日本はもう創価王国か中国に編入しかないのではないかと心配になってきた。

題名からするといかにも内村鑑三の自伝のように思われるが、これは自伝の形態を採った基督教徒内村鑑三の基督教文明批評である。原文は英語であり、この日本文は内村の日記の部分以外は訳者の鈴木氏によるものである。武士の家に生まれ、儒教道徳を叩き込まれて育った内村鑑三は、長じて札幌農学校に進学する。内村はそこでは第2期生であり、クラーク博士の教育は受けてはいない。しかし、クラークの薫陶を受け、「洗脳」された1期生に半ば強制的に基督教に回収させられる。そして聖書のみの純粋の基督教の世界に没頭することとなる。農学校を卒業した内村は官吏を経て、キリスト教国であるアメリカに単身太平洋を渡る。そこで内村がみたキリスト教の現実は、金銭万能主義、人種差別、キリスト教内部の教派対立など偽善に満ちた「儒教国日本」以下の世界であった。そんな内村は病院に看護士として勤務し、その後カレッジ（現在のコミュニティ・カレッジ＝短期大学に相当するものと考えられる）に入学、真のキリスト者の学者の薫陶を受けることとなる。そしてカレッジ卒業後は神学校へ入学。しかし、「神学」という学問自体に疑問を感じて中退し日本へ帰国する。内村は基督教徒ではあるが、決して日本古来の伝統の良さは否定しない。内村の視野は広く、その視点は多元的で寛容である。そんな内村の思想は日本やアメリカではなく、まずドイツで評価される。そして北欧諸国で大変なベストセラーとなる。日本語版が出版されたのは、内村の死後である。同じ日本人として口惜しい事実ではある。