マウス・トラックボール AppleMagic Trackpad 3 USB-C Magic Trackpad (USB‑C) - Black Multi-Touch Surface - Apple

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欧米列強との不平等条約締結というマイナスからのスタートにも関わらず、二十七年後には東アジアきっての大国・清に勝利し、さらに三十七年後には先の戦争で遺恨を残した欧亜に跨る軍事大国・ロシアに辛勝を収めた “日の出る國” 大日本帝國。 その大日本帝國が列強間に発言権を得たばかりではなく、開国四十七年にして起こった 『第一次世界大戦』 に、日英同盟のよしみから参戦を求められた。しかし、英を始めとする連合国は大日本帝國に誠意を期待する一方で、それを上回る “猜疑” と “恐怖” を抱いていた。 ネタバレを避けるために要点を掻い摘むと、それまで文字通り 『太平洋』 だった大海に、自分たちでは逆立ちしても自力のみでは勝てない獰猛で知られたあのロシアを、ほぼ単独で打ち負かした強国が現れたのである。同じく太平洋を囲むアメリカ、ニュージーランド、オーストラリア（後者二国は当時英連邦の自治領）の怯えぶりは尋常ではなかった。精強さ優秀さに加え、日本人は 有 色 人 種 だったからである。 また大日本帝國も、日露戦争の負債と国力疲弊を引きずっており、経済的に参戦は難しかった。かつ世界大戦とはいえ主戦場は地球の裏の欧州であり、連合国各国の要請に応じて出兵したところで、陸軍も海軍も遠征費と維持費が莫大過ぎて、どう計算しても採算に合わなかった。 そんな国情を交えつつ、元勲にして維新の英雄の中でもトップクラスの栄達を成し遂げたにも関わらず、いま一つ後世に人気のない山縣有朋公爵（私は好きだが）が、「次ナル大戦ハ必ズヤ人種戦争タラン」 という慧眼により、協力するにも出方を思案していたのが興味深い。 而して大日本帝國は連合国に加わり、帝国海軍はじめはインド洋まで、そしてオーストラリアからカナダ沿海、果てには地中海と十二分の活躍を果たした。その甲斐あって戦後は列強の一角に加わり、発言権のみならず国際紛争にも裁量権を持つようになる。そして日本なりの “総力戦” における見解と戦訓を導き出すのであるが、それが少資源国ならではの 『背水の陣』 たらざるを得なかったのが理解できる。 第一次大戦前の大日本帝國の国際的地位と、大戦後の帝國陸海軍の戦略思想における私の疑問や憶測を氷解させた良書です。値段はその価値を表していると思って入手しましょう。代々読み継ぐに足ります。

良い本です。 作者の久野さんの力作。 皆さんも是非、読んで下さい。

「孫子」というと難しそうで構えてしまいますが、この本は気軽に読めます。「孫子」入門にぴったりだと思います。

数少ない、終戦時までの生き残りの証言は、それだけで貴重。

中世兵士の服装だけでなく同時代女性や農民の服装等が写真と文章で解説されています。残念ながらほとんど重騎兵のフルメタルアーマーについて掲載されていないので星３とさせていただきました。