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定評のある『落語手帖』の新版。内容を改めて読み返すと、東大落語研究会刊『落語事典』の誤記がそのまま継承されていたり（現在の版では修正済み）しますが、落語を聞く上での必要十分な情報がコンパクトに纏まっているので、とても便利です。

できればもっとオールナイトニッポン関係の話がほしかったです。落語家笑福亭鶴光師匠には、正直それほど関心はないので。

何で今頃先代馬生師の評伝が？ と思いつつ読んでみたら、良い内容でした。現在「志ん生」の名を誰が継ぐか揉めているらしいが、本当は馬生師こそがそれに値する人だった。言われてみればその通りだったと思う。生前は志ん朝師が本命視されていたけれど、それも願っていたことなんだけど、この本が言っていることは正しいと思いました。貴重な写真がまた、たまらなくうれしかった。おすすめします。

勝田文さんのファンなので、イラスト目当てで購入しました。 私は落語を聴き始めて1年ほどなので、落語家さんのことをよく知りません。 CS等の番組で落語を見ても、知らない人だと興味がわかないこともあります。 この本を読んで、一度聴いてみたい落語家さんが増えました。 クラシックやバレエなどの舞台は全てそうですが、落語は同じ演目でも誰がどこでいつ演ったのかが重要な気がします。一人の落語家さんの成長を見守るのも良し、一つの噺を聴き比べるのも良し、知識が増えると楽しみも増えますね。 寄席や独演会に行ってみたいと思わせてくれる、お薦めの一冊です。

談志さんの鬼気せまる舞台の様子がそのまま描かれています。これはノンフィクション？どこまでがノンフィクションなのか…。でも、そんなことどうでもいいぐらい引き込まれます。

年末に買って、2ヶ月ほど寝かしましたが、笑って、泣けて、笑って、泣けました。 とても心が温かくなるエッセイです。 心底ほれた「立川談志」という師匠への想い、師匠からの想い、いっしょにがんばった仲間たちへの愛情がたくさん詰まっていました。

襲名ラッシュで初版からかなり名前が変わっていて、不便を感じていたので早速購入。巻末の解説が秀逸です。

落語を知るには最高の一冊です。どうぞ読んでください。

志ん生、馬生、志ん朝三人の噺家に囲まれて暮らした女性の回想集。特に下の弟である志ん朝師を語るときの目線は、尾姉ではなくまるで息子のようで、温かい気持ちになりました。

落語の辞書として利用したいです！ 「しわいや」がお気に入りです！！